包装材における環境対策
化石燃料由来のプラスチック使用量やCO2排出量の削減を目指し、2030年を目途に店舗で使用するすべての包装材を植物由来や認証済みの環境配慮素材への切り替えを予定しています。環境負荷の軽減に向けた取り組みを通して、持続可能な社会づくりの実現を推進していきます。
「LIMEX(ライメックス)」を使用した惣菜容器・商品包装袋の採用
持ち帰り惣菜容器
最も使用量の多い持ち帰り用惣菜容器を2022年6月より、石灰石を主原料とする素材「LIMEX(ライメックス)」製に順次切り替えています。従来のプラスチック容器からLIMEX Sheet(真空成形グレード)を使用した容器に切り替えることで、プラスチック使用量を年間約38%、CO2を含む温室効果ガスを約22%削減することが可能です*1。
*1A-PET(非結晶ポリエチレンテレフタレート)とLIMEXを比較した際の削減率。2021年5月1日~2022年4月30日の実績より算出。
商品の包装袋
商品の包装に使用する袋にも、石灰石を主原料とする素材「LIMEX(ライメックス)」を使用しています。従来の袋から切り替えることで、プラスチック使用量を年間約48%、CO2を含む温室効果ガスを約23%削減することができています*2。
なお、店舗で商品をご購入いただいた際、安全面を考慮したシンプルな一重包装でのお渡しを基本としています。
*2HDPE(高密度ポリエチレン)とLIMEXを比較した際の削減率
バイオマスプラスチック製レジ袋の採用
店舗で使用するプラスチック製レジ袋は、植物由来の原料を30%配合したバイオマスプラスチック製を使用しています。2020年7月のレジ袋有料化に伴う辞退率は約80%と、お客様のご協力もあり年間約81tのプラスチック削減につながっています。
FSC®認証の紙袋・紙箱・配送箱の採用
全ブランドでFSC®認証*3の紙袋を使用しています。また紙袋だけではなく、RF1の揚げ物や神戸コロッケの持ち帰り用の紙箱、ロック・フィールドオンラインショップの配送箱などにもその使用を拡げ、森林環境の保全につなげています。
*3適切に管理されたFSC®認証林およびその他の管理された供給源からの原材料で作られた製品。当社はFSCライセンスナンバー、FSC®NO03158を取得しています。
ボタニカルインキ®の使用
一部のソースやドレッシングの袋への商品情報の印字には、CO2削減効果のある植物由来成分を含有し、環境に配慮したボタニカルインキ®を使用しています。
カトラリー類の素材の見直し
スプーン・フォーク
店頭配布のプラスチック製スプーンとフォークは、2022年6月よりPLA(ポリ乳酸)と呼ばれる植物由来のでんぷんや糖を原料とした環境配慮型素材100%のものに切り替えています。また有料化や商品への貼付中止による使用量そのものの削減により、年間約2tのプラスチック削減につながっています。
割り箸(RF1)
2022年6月より、「RF1」ブランドの一部の店舗において、店頭で配布する割箸を輸入木材(モクレン)から奈良県産吉野桧に素材を変更し、外袋もプラスチック製から紙製に切り替えています。国内最大の生産地である奈良県吉野郡で、昔ながらの製法で一本ずつ丁寧に作られる「吉野割箸」です。原材料は80年以上かけて育てられた吉野桧の間伐材・端材です。色が白く木目が均一できれいに割れやすく、軽くて使いやすいことから、割箸の材料として最適なものです。国産品*4に切り替えることで、海外からの輸送時に発生するCO2を低減するとともに、豊かな日本の森林資源の維持に貢献したいと考えています。
*4奈良県産吉野桧以外の国産割箸も使用しています。
「ベジテリア」ブランドの取り組み
2022年4月下旬より「ベジテリア」では、FSC®認証の紙カップ、紙ストロー、環境対応素材*5のフタに順次切り替えます。
紙カップのデザインについて、紙の白色をそのまま生かし、ブランドカラー1色でロゴや野菜の写真を配置しました。「ベジテリア」らしくシンプルでインクの使用量にも配慮したデザインです。
*5石灰石を主原料とする素材を使用します。